TADANOホームページ内にて、クレーンシミュレータを用いた旋回操作に対する自動化アルゴリズムを募集するというコンペ告知が掲載されていました。
https://signate.jp/competitions/428
最優秀作品への賞金はなんと200万円!シミュレータの操作方法や評価基準なども難しそうな数式で掲載されています。
ベテランオペレータの退職と働き手不足という課題への挑戦
業界全体の悩み・課題として以前からよく言われている、働き手不足。
そこにはベテランオペレータの高齢化と退職。さらに若手技術者がなかなか集まらないといった理由が挙げられています。
クレーンの操作はとても複雑で少なくとも以下の物があります。
- 荷を吊るウィンチの上げ下げ操作
- クレーンの向きを変える左右旋回操作
- 荷を手前に引いたり、遠くに送るブーム起伏操作
どんな移動式クレーンにおいても上の操作は必須です。しかもエンジン回転数を変化させるアクセル操作も加わりますし、現場の状況によっては複合操作もあります。
これらに加え機械の組立・分解作業もあります。
タイヤで走るホイールクレーンにはアアウトリガ操作、ブーム伸縮操作や、公道走行、特殊ステアリングをつかった構内走行などがあります。
クローラクレーンではクローラによる走行操作や、ラフィングタワー仕様ではブーム起伏操作に加えてジブ起伏操作なども加わってきます。
これら全ての操作や作業には手順やノウハウがあり、基本的には取扱説明書と先輩オペレーターからの伝授が基本となります。
そんな先輩オペレーターが少ない現代では自動化技術による支援がとても重要とされています。
民間や、自動化技術に長けた識者からの技術募集は一気に、開発スピードを高めることにつながるでしょう。
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