加藤製作所ホームページクレーンニュースが更新され、新型25トン吊りラフターSR-250RfⅡの発売が発表されています。2015年に発売された先代から約7年ぶりの新型になります。首をながーく待たれていた方も多いのではと思います。
SR-250RfⅡ|加藤製作所
クレーン能力は先代踏襲
吊り性能は先代から変わりはないようで、多少勿体無い感はあるが、すでに車体サイズとクレーン性能はギリギリのところまでブラッシュアップされていると思われる。
自動車のようなグレード販売
仕様はA、B、Cの3種が用意されており、仕様Cが最も上位グレードとなります。
仕様Cに標準搭載される機能は、
- 12.1インチ(従来の3倍)モニター
- サラウンドビュー
- 人検知アシストカメラ(3箇所のカメラから選べる)
- PDF表示機能
- クリアランスソナー
個人的にはPDF表示機能が気になるところ。現場内で図面等を確認するときにいちいち紙をめくるのではなく、モニタに表示しておくなど便利な使い方ができるのではと予想。
標準装備でお!と感じたのは
- 脂式板+アルミ式板
- 坂道発進補助ブレーキ
- オートエアコン
- ボタン式シフトセレクタ
ボタンシフトは足元スペースの拡大に寄与し、よりスマートなキャブ居住性を獲得。
また、他機種でも採用が続いているタイヤ空気圧モニタリングシステムをオプション設定。
タダノ社でも採用が続くアウトリガ操作ラジコンもオプション設定となっている。
安心の国産エンジン 日野J08E
先代のMTU 6R1000も小型で高トルク、加えてDPFレスでSCRのみという良エンジンだったが、RfⅡでは日野製の排ガス2014年規制適合エンジンJ08Eを搭載したことにより部品供給網に安心感をプラス。ただしDPF搭載モデルとなるのでDPFフィルタと尿素のメンテが必要となる。
標準価格は4,500万円と先代から200万アップとなっている。販売開始は2022年6月から。
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