先日販売開始と発表された7200G-NEOのカラーカタログを見ていて気づいたのですが、下の画像をご覧ください。
わーい!ボタンソケットだぁー!じゃなくてワイヤが!
画質の問題でハッキリしませんし、スペックカタログにもその言葉を見つけられませんが、
これナフレックスロープじゃないですか??
え?今更?と思われるクレーン関係者もいるとは思いますが、コベルコの200トン以下のシリーズではナフレックスは採用されていませんでした。
HSCのナフレックス採用もありメリットがあるとの判断でしょうか。
ナフレックスロープって?
ストランドを多層構成としたワイヤロープ。内層と外層のより方向を逆転することで非自転性に優れ、ストランドの密度も高いことから高強度なワイヤロープとなります。
メリット
- 非自転性に優れる
- 耐摩耗、耐潰れ性、耐疲労性に優れる
- 高強度である
メリットの多いように思えるナフレックスですが他のワイヤロープに比べデメリットも少なからずあります。
デメリット
- カゴ状に型崩れしやすい
- 高価であると言われている
- 端末処理が難しい
などがあげられます。もちろん素材が鋼線であるため、無理に曲げればキンクもするし、摩耗や素線切れもあります。
ただし、各ワイヤメーカーもデメリットを解消するべく様々な工夫をしているため決してデメリットばかりが目につくわけではありません。
上手に使えば2年以上使えると言われているナフレックス、ぜひ検討してみては?
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