最近当サイトへのアクセス解析を見てみると、「クローラクレーン テレスコクレーン 違い」という検索ワードを見かけますので、簡単な解説をしたいと思います。
クローラクレーンとは?
クローラとは履帯(りたい)を履いた走行装置のことで、無限軌道とも呼ばれます。
キャタやキャタピラという呼び方をよく聞きますが、正式にはクローラという呼び方になります。
クローラクレーンはこのクローラを使って走行するクレーンのことになりますので、
上の4枚は全てクローラクレーンとなります。ブームの形状には関係なく、クローラで走行するものはクローラクレーンとなります。
テレスコクレーンとは?
テレスコとはテレスコピックの略称です。
テレスコピックとは、”重なり合った筒が伸縮する構造”のことです。つまり、ラフタークレーンのブームや、釣り竿、物干しに使う突っ張り棒もテレスコピック構造です。
上の機種はクローラ走行・ホイール走行に関係なくテレスコクレーンとなります。
正式な呼び方をするなら以下のように分類されます。
ラチスブームクローラクレーン
通称 クローラクレーン
テレスコピックブームクローラクレーン
通称 テレスコクレーン
テレスコピックブームホイールクレーン
通称 ラフター、ラフテレーンクレーン
通称 オルター、オールテレーンクレーン
ラチスブームホイールクレーン
通称 MK(類似機がトラッククレーンしかなく機種名が通称となりつつある)
ブーム構造と、走行方式によって呼び方は様々になります。
今度はこれらの種類による特徴などを解説できればと思います。
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