コベルコ建機ホームページの機種一覧をながめていると、テレスコピッククローラクレーンの下に小型という機種があることに気づきました。
ん?TK550より小さいの?昔のTK350じゃなくて?
CKって油圧ショベル系統の機種なのかな?機種名や型式の付け方がクレーンとは違うような。
足回りやボディ形状を見るに明らかに油圧ショベルの系統のようですね。
CK230SR-5|クローラクレーン | コベルコ建機 日本サイト
コベルコ建機の製品、サービスに関する情報を提供する日本エリアサイト。油圧ショベルやICT建機、クロー...
可愛いボディに秘められた能力
CK90や120は2005年に発売された4.9トン吊り小型移動式クレーンのようです。
最も新しい機種であるCK230SRはなんと10トン×3.0mという小型にしては頼もしい能力設定のようです。
ブーム角度0度まで能力設定あり
コベルコのテレスコブームの特徴として、旧来のラフターやTKシリーズもブーム角度0度まで能力が設定されています。
このCKにもそのコベルコのこだわりが見られる能力設定となっています。
しかも驚くことにブーム長さより作業半径が少し長いんです。これはブームフット(根本)が旋回中心より前にあるということです。
ラチスブームをもつクローラクレーンのほとんどはガントリやマストがあるため旋回中心より前方にブームフットがきていますが、シリンダ起伏であるテレスコクレーンではかなり珍しい設計。
重量バランスをかなり工夫されているのではないでしょうか。
ライバルは前田製作所のCC1980S-1
カニクレーンで有名な前田製作所から近いクラスの8.1トン×2.8mという小型テレスコクレーンがありました。
クローラクレーン「CC1908S-1」新発売 | ニュース | 株式会社 前田製作所
吊り上げ能力はCK230SRに軍配が上がるもののこちらの特徴の一つにフライジブ(オプション)があります。
小型テレスコクレーンではおそらく唯一のジブ設定で、しかもオフセット角0度からチルトし、伸縮機能まであるようです。
今まであまり着目してませんでしたが、狭い現場や建物内作業などに活躍しそうな小型テレスコクレーンのご紹介でした。
コメント