現在米国ラスベガスで開催中の世界三大建機展のひとつCONEXPO2023にフル電動ラフターが展示されたとのことです。
「CONEXPO2023」にて業界初となるフル電動ラフテレーンクレーンと当社環境戦略の全容を発表しました。 | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車
この度、米国ラスベガスで開催中の世界最大級の建機展示会「CONEXPO-CON/AGG」(通称:コネ...
世界向けGR-1000XLL EVOLTを展示
GR-1000XLは米国向け100USトン吊りRTCとなります。
走行からクレーン作業までを全て電力でまかない、さらに従来機と変わらない性能を発揮できるとのことです。
今回は展示となるため詳しい性能や仕様などはまだ出ていないようです。
さらに詳細資料内では、本年中に国内向けGR-250N EVOLTを発売する予定とも記載があります。
発表ではなく発売と記載されていることから、昨年の発表から順調に推移していることが窺えます。
タダノが環境性能にこだわる理由
TADANOは2050年カーボンネットゼロを目指しており、その中でタダノ・グリーンエミッションを使命として掲げています。
タダノ・グリーンエミッションでは、2030年までに事業活動におけるCO2排出量を25%、製品におけるCO2排出量を35%削減する目標となります。
2023年1月には工場の消費電力の30%を太陽光発電でまかなうなど、製品だけでなく事業活動における環境対応も進められています。
タダノ多度津工場で消費電力の30%をカバーする太陽光発電設備が完成 | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車
当社は、中期経営計画(21-23)で掲げる「2050年カーボンネットゼロ」の実現を目指しています。こ...
今回発表されたGR-1000XLL RVOLTと、発売予定のGR250N EVOLTは、自走・クレーン作業におけるCO2排出量はゼロであるため普及が進めば、2030年製品におけるCO2排出35%削減に寄与するものと思われます。
気になるのは性能はもちろんですが販売価格と、充電設備ですね。
建機に関わらず、世界で進む環境対応の多くは電動化をメインストーリーとしているようですがこの戦略が今後のタダノにどのように影響していくのか大変興味があります。
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