TADANOから新型13トン/4.9トンRTCが発売されました。今回のポイントは2ウィンチ仕様です。
ホームページよりPR抜粋
GR-130NL(2W)、GR-130N(2W)[CREVOmini G4]
性能
最大吊上げ荷重
GR-130NL(2W) : 13t吊
GR-130N(2W) : 4.9t吊
2ウインチ仕様を新設定
https://www.tadano.co.jp/news/2021/210531.html
市場からの強い要望にお応えし、従来の1ウインチ仕様に加え、新たに2ウインチ仕様を新設定。フックの架け替え対応も不要で、さらに多彩な作業のニーズにも、お応えします。
あれ?ちょっと待ってと思った方は少なくないと思います。
どちらかと言うと、やっぱり戻したか!と思う方の方が多いかもしれないですね。
ウィンチ変更の経緯
もともと13トンクラスのラフターはウィンチ2個(主補)が当たり前でした。
しかし、2017年に発売開始されたひとつ前の世代の13トンクラスは1ウィンチだったのです。
1世代前のGR-130のPR
性能
最大吊上げ荷重
GR-130NL:13t(4本掛)、3.2t(1本掛)
GR-130N:4.9t(4本掛)、3.2t(1本掛)
クラス最大の新鋭クレーン誕生
https://www.tadano.co.jp/news/2017/171218.html
従来の2ウインチから、16tクラスに搭載のパワフルな1ウインチに集約。フック1本掛け時の定格総荷重が3.2tという、クラス最大性能を実現しました。これにより従来機での約9割の吊り荷作業(当社調べ)が、1本掛けフックでよりスピーディでパワフルにこなすことが、可能になりました。
さらに最大作業半径は、ブーム:22.5m、ジブ:25.9mと拡大し、共にクラス最大を誇ります。
ミニラフター作業のほとんどが補フックによるクレーン作業もしくはジブ作業と言われており、1ウィンチとした代わりにひとつ上のクラスからパワフルなウィンチを搭載していました。
デメリットとして重作業を行う場合はフックを掛け替えなければいけません。
とはいえ、ブラブラと揺れる主フックを気にせずパワフルなウィンチで気持ちよく振り回し作業ができるのなら1ウィンチにも需要はあるのかも?と当時は期待をしていたのを思い出しました。
無事におかえり!2ウィンチミニラフター!