TADANOが新型25トンラフター”GR-250N [CREVO G5]”を発売開始

TADANO
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本日2021/9/7より、TADANOホームページ内に新型25トンラフターの発売開始というニュースが掲載されていました。

25t吊り新型ラフテレーンクレーン「GR-250N」を発売 | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車
〜環境に配慮し作業性能を追求 ニーズの高まるDXへの取り組みも強化〜 株式会社タダノ(本社:香川県高...

コンセプトはDX(Digital Transformation)推進!

デジタルトランスフォーメーションとは、ITの浸透が人々の生活をより良くするという考え方になります。デジタルシフトという表現もありますね。

いままでは職人さん達の技術と知恵といった印象のあった建設機械の現場にもどんどんITの技術が広がっています。

DX推進のための新機能

  • Lift APIデータ提供
  • BIMデータ提供
  • おなじみHELLO-NET
  • スマホアプリHELLO-Data LINK

Lift APIは実機の能力などをBIMへの拡張機能として提供されるものです。

BIMとは、CADに代わる新たな三次元モデルシステムのことを指し、地理データや建築資材のプロパティ(材質や重量、メーカーなど)といった様々な情報を一元管理できるすんごいシステムになります。

そのBIMにクレーンの要素を取り入れることで建設の可否や施工管理運用がデジタルで確認できるようになります。

低燃費への新たな機能

クレーンレバー操作量に応じてエンジン回転数を自動で最適化してくれる”オートアクセル”と、クレーン非操作時にPTOポンプを自動で停止させる”ポンプオートストップ”により環境性能と作業効率への配慮がなされています。

今までのクレーンはレバー操作量とアクセルをそれぞれ操作することで任意の速度で作業を行なっていました。それに慣れたオペレーターがどのような評価をするのか気になるところ。

特にウィンチ操作と同時に操作されることの多いブーム起伏と旋回操作への影響がどの程度なのか。。

ウィンチを早く巻きながら、旋回は慎重にアクセルを合わせると言った複合操作が出来るのか。おそらく機能オフスイッチはあると思うのでオペレーターの好みに合わせて使うことになるのではと予想します。

MLモニターやセットアップラジコンの刷新などほかにも気になるところは多数!

クレーンの状態や設定を行うマルチモニターは10.4インチから12.1インチに大型化され視認性や操作性をアップ。

セットアップラジコンも2.7インチのカラー液晶となり晴天時の視認性を向上。

国産エンジンへのシフト

G4ではカミンズ製QSB6.7が搭載されていたが新たにG5では日野製J08Eが搭載されます。

カミンズ製QSB6.7では燃焼時のススPMを減らす反面、増加するNOxを尿素SCRで無害化するというDPFレスエンジンだったが、日野製J08EではDPFと尿素SCRの両システムを併用したエンジンとなります。

いままでDPFの洗浄・交換を気にしなくてよかったG4ユーザーの目にはどう映るのか気になる所です。

しかし、国産エンジンによる整備部品の豊富さや供給スピードにはメリットもあるため決してデメリットというわけではありませんね。

25t吊り新型ラフテレーンクレーン「GR-250N」を発売 | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車
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